2022年初頭、第3波の幕開けと同時に感染しました。
過去に肺炎を患っているので、感染しないよう気を使っていたはずだけど、新型コロナウイルスに無事感染、しかも入院という( ;∀;)
ちなみにこのころは感染予防上、
*飲食店は空いている時間や換気の良いお店、ダラダラ話している客がいないお店に行っていた。
とはいえ、積極的に行っていたのではなく、最低限の頻度で。
*なるべく満員電車を避け、車で通勤
*人と会うことを極力避けていて、打ち合わせもZOOMで行っていた。
といった感じで人並には気を付けていたつもりです。
コロナ感染したであろう日
どうもZOOMでの打ち合わせが苦手というか、とてもストレスを感じていたので、なじみ取引先の営業マンから連絡があって、たまには顔合わせて打ち合わせしますか?ということになり、会社の会議室で打ち合わせ。
約40分くらいだったけど、久しぶりの対面でのコミュニケーションははやりいいな、と感じました。
もちろん、窓を開け換気し、マスクは着けたままでした。
翌日「新型コロナウイルス感染」との連絡アリ。
午後にその営業マンから連絡があり、「打ち合わせの夜に発熱し朝イチで検査した結果、陽性だった」と連絡が来たので、すぐに会社の近くにあるPCRセンターで検査。
判定に1日かかるが都の無料制度があるとのことなので、それを利用しました。
症状は何もないけど、念のため会社のそばのビジネスホテルを取って、宿泊。
陽性判定のメールに疑問
翌日の午前中に「陰性判定」のメールが来たのですが、その営業マンの症状を聞く限り絶対感染していると思い、念のため再度PCRセンターで検査し早く知りたいので、有料の即日判定を希望しました。
昼過ぎまで何ら体調も問題なかったけど、段々と悪寒が始まり、夜中に「陽性判定」のメールが来ました。
体温計を買って測ってみると37度台の発熱と頭痛。
なんとなく、味覚がおかしな感じだったけど結局味覚障害は大丈夫でした。
感染2日目
まず保健所という情報を知っていたので、連絡するも休日だったので休み。
ネットで調べてみるとコロナ発熱センターというところへ連絡するような流れだったので、電話。
まだ第3波も始まったばかりの頃なので2~3度目で電話も繋がり、自宅近くの医者を紹介してもらい、こちらも同日にPCR検査してもらえました。
この時は38度を超える発熱と頭痛にプラスして倦怠感が出てきたけど、車は運転できたのでまだ元気な方でした。
感染3日目(入院1日目)
医者から電話で「陽性」との連絡があり、保健所からの連絡を待つように言われました。
数時間後にかかってきて、「既往症あり」、「ワクチンはアレルギー歴があるので打てない」と伝えると、念のため入院した方が良いとのことで、入院先を手配してくれることになり、午後にはこれまたピーク前だったのですんなり入院先が決まりました。
保健所から迎えに行くと言われ、保健所の職員の人が迎えに来るのかと思っていたら、「わ」ナンバーのワゴンで、運転手はどこかのハイヤーやタクシー会社が受託しているような感じ。
運転席列との間にはビニールが張られているけど、けっこう隙間が空いていて運転手の方が心配になりました。
入院先に着くと車イスに乗せられました。
全然歩けるのですが、そのような段取りなようで、病棟の「レッドゾーン」と書かれているエリアへ車イスは押されていきます。
「レッドゾーン」という言葉はニュースの豪華クルーズ船のコロナ感染騒ぎで良く聞いていたので、今自分がそのレッドゾーンを通っているという現実に何とも言えない感情です。
途中、ICU室前を通りますが誰もいない感じでしたので、この後ピークを迎えたころは戦場のような場所になったんだろうなぁと思うと、本当に医療従事者の方々に感謝ですね。
その後、個室に通され、レントゲン、血液検査を受け、ウィルスの株判定がまだなので判明次第、病室を移ると言われました。
この時は38度を超える発熱と頭痛と倦怠感で、食欲はあるが、とにかく何もしたくない。
テレビもあるけど、それも見たくないし、唯々寝転んでいたいといった感じが続きました。
感染4日目(入院2日目)
元々朝ごはんは食べない生活なのと、食欲もあまりないので朝食は殆ど食べれず。
夕べもあまり寝れずだったので、なるべく静かに寝ていたいけど、検温だのなんだので日中もあまり寝る事ができずでした。
午後になると担当の先生が来てくれ(なぜか外科の先生で、医師が足りないとは聞いていたけどこれが実情なのか?)、「新型コロナウイルスの感染株はデルタでした」と告げられました。
もう世間は症状の軽いと言われるオミクロン株にほぼ移り変わった時期なので、「今、デルタ?」とちょっとショックを受けました。
また、レントゲン結果で「軽い肺炎を起こしている」とも言われ、余計落ち込みました。
デルタ株に感染している同士の相部屋に移動とのことで、貴重な個室生活もあっという間に終了です。
病室の前にデルタと書かれた紙が張られた部屋に入ると、一人の患者が荷物をまとめていて退院を待っていました。
もう一人は60代半ば過ぎの方で、その人がする咳がとても気になります。
午後には退院の方もいなくなり、その60代の方との2人部屋生活となります。
熱は38度から39度くらいを行ったり来たり、相変わらず、だるさ、寝れなさ、食欲のなさです。
寝れないのは辛いので、夜から睡眠導入剤をお願いし、その日の夜はぐっすり寝れました。
感染5~9日目(入院3~7日目)
熱は入院6日目まで38度から39度をいったりきたりが続き、だるさ、寝れなさ、食欲のなさが続く毎日でした。
トイレに行くと鏡があり、みるみるやつれていく感じで、トイレ以外はずっと横になっていないとダメな状態です。
ただ、大きく咳き込んだり、肺が痛いなどの症状はなく、ここが一番の心配事だっただけにとても安心できました。
余り寝れないので、横になりながらインスタとtiktokの意味のない動画を見続けることがとても気がまぎれ助かりました。
テレビもあるのですが、まったく見る気になれず、ひたすらライトな動画を見るのが楽しみで、なぜだかハプニング系の転ぶなどの痛い動画はを見るのがしんどく、そんな動画はひたすらスワイプ。
同じ動画でもyoutubeの長い動画はなぜだか見たくないので、この2つのSNSにかなり助けらました。
処方される薬はカロナールと夜はそれに加えて睡眠導入剤のみです。
肺炎と診断された日に、ステロイド処方はされるのか?と聞いたら、新型コロナウイルスは他の細胞にダメージを起こしてしまうのを防ぐため軽症であれば、処方薬は最低限にしているとのことでした。
ただ、報道では「軽症だったのにいきなり重篤化」みたいな事例もある、と言っていたので不安はずっとありました。
感染10~12日目(入院8~10日目)
入院10日目で熱も36度代で落ち着き、入院9日目は入浴も許されました。
入院4日目くらいから頭が痒くなっていましたが、我慢していると痒みも収まり、肌も特に風呂に入っていない臭さもなく意外と人間って汚くならないんだなぁと感じました。
でも、さすがにお風呂に入って頭を洗うとシャンプーも泡立たず、2度目も泡立ちが悪かったけど、クラクラし始めてきたので、シャンプーもそこそこにお風呂を出て体力がかなり落ちている感じ。
明日も熱がないなら、明後日退院と担当医に聞かされテンション上がりますが、相変わらずダルさが残り寝ているような状態です。
私がこの部屋に来た時にいた60代の方は、私よりも早く回復に向かっていたけど、この辺りで酸素濃度が下がったということで、いきなり酸素吸入となっていたので、やっぱり新型コロナウイルス恐るべしという感じですね。
感染13日目(退院)
昨日も問題なく平熱だったので、退院ということになりました。
同室の60代の方は相変わらず酸素吸入状態でした。
午後には精算を済ませ、自宅へ帰りとにかく寝転がりダルさとの戦いです。
自宅に帰ってきた安堵感から今度はひたすら眠い状態が続きます。
感染14~18日目
仕事も自宅で少しするのだけど、とにかくダルくて眠いです。
何時間でも寝れる感じが続き、ひたすら寝ると言う生活でこれが後遺症というやつなのでしょうか?
19日目からは普通に仕事に復帰できました。
過去に肺炎を患っていたので、とても心配ではありましたが入院もできた時期だったので安心感もあったせいでしょうか、精神的にはとても助かりました。
これがピーク時だったら、入院も後回しやもしかするとできなかった可能性もあるので、タイミング的にもラッキーだったと思います。
「新型コロナウイルスは風邪と一緒」という意見を良く聞きますが、一部の人にとっては風邪とは一緒ではないので、「新型コロナウイルスは風邪と一緒。ただし、一部の人にとってはそうではない。」というところまで一緒に発言してもらいていですね。
また、入院中の看護師さんはみなさん若手の看護師さんでした。
普段こんな未知の感染症の最前線に立つこともないだろうに、自分も怖いはず。その中、一生懸命対応してくれたのは感謝ですね。
高熱が7日以上続く体験なんて初めてでしたし、このまま熱が下がらないんじゃないか?という不安にも駆られます。
また、同室の60代の方は看護師さんによくこう言ってました。
「私は普段はとても健康で入院なんてしたことがない」
そんな方でも、いきなり酸素吸入となってしまうので、殆どの人には風邪症状であっても、容態が急転する可能性もあるということを知って欲しいです。